
中国語を、まったく学んだことのない人でも、なんとなく聞いたことがある、「再见」。
言わずと知れた、「さようなら」です。
お別れの際のフレーズ
例文1:「再见」
(zai4 jian4)
「ザイ ジエン」
意味:「さようなら」
単語説明
「见(jian4/ジエン)」は、「会う」「面会する」という意味の動詞。
解説:例文1は、よくよく見ると、「再び、会う」という単語ですね。
日本語では「さようなら」と訳されてしまいますが、「また、会いましょうね。」という意味が込められていて、個人的には、とてもいい別れの言葉だと思います。
例文1は、マンガなどで「サイチェン」という振り仮名がふってあるのを見かけますが、この発音では通じずらいので、「zai4 jian4」で「ザイジエン」と発音しましょう。
「またね」という意味のあいさつは、ほかにも何種類かあるのでご紹介しますね。
「またね!」のフレーズ
例文2:「回头见」
(hui2 tou2 jian4)
「ホェイトウジエン」
意味:「またあとでね。」
単語説明
「回头/ hui2tou2」は、「後で」「後ほど」という意味の副詞。
解説:「回头」は、動詞の「振り向く」という意味の方が有名ですが、ここではその意味では使われていません。
例文3:「一会儿 见」
(yi2huir3jian4)
「イーフゥアジエン」
意味:「またあとでね」
単語説明
「一会儿(yi2huir3)」は「ちょっとの間」という意味。
解説:「会(hui4/ホェイ)」は、辞書にのっている正確な発音は第四声なのですが、「一会儿」の時は「会」を第三声で、発音する中国人が多いです。
例文1は、別れの場面では、いつ言ってもOKです。
例文2と例文3はどちらも「またあとでね」の意味ですが、ニュアンスはどう違うのでしょうか?
中国人の友人に、違いを聞いたことがあります。
例文2は、現時点で、相手と顔を合わせて会っており、いったん別行動のため別れるものの、そのあとまたすぐに会う場合に用いるとのこと。
例えば、今友人と一緒にいて、自分だけ先に目的地に行って、また後で相手と落ち合う時は、例文2がぴったりですね。
例文3は、現時点でまだ相手と顔を会わせてはいないけれど、少し後に、すぐ相手に会う場合に用います。
例えば、電話で話していて、一時間後に会う約束をした場合などは、電話を切るさいに、例文3が使えます。
相手と再び会うことはないだろうなぁ、と分かっているお別れの場面もありますよね。
そういう場合に例文1の「再见」では、ちょっと味気ないというかあっさりしすぎだな、と感じるときにちょうど良いフレーズが例文4です。
「(形式的に)また会いましょう」というフレーズ
例文4:「有 机会 的 话、下次见。」
(you3 ji1hui4 de hua4 xia4ci4 jian4)
「ヨウ ジーホイ ダ ホア シア―ツージエン」
意味:「機会がありましたら、再びお会いしましょう。」
単語説明
「有(you3/ヨウ)」は、「有る」という動詞。
「机会(ji1hui4/ジーホイ)」は、「機会」「チャンス」の意味。
「〜〜的话(de hua4/ダ ホア)」は、「〜〜だったら」の意味。
「下次(xia4ci4/シア―ツー)」は、「次の機会」の意味。
例文1〜4は、それぞれ意味は似ていますが、ニュアンスに差がありますので、使い分けてみてくださいね。
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