中国人の方と、友人の紹介などで知り合いになると、初対面なのに親しげに、いろいろなことを聞かれます。
「どこに住んでいるの?」「持家、借家?」「家賃はいくら?」「職業は?」「何歳?」「結婚してるの?」「子どもは?」などなど。
そして一連の質問の中でも、中国ならではの質問が「干支(えと)は何?」というものです。
子、丑、寅、兔・・・・・・の十二支の干支です。
これはたびたび尋ねられますよ。
こちらが干支を言うと、相手は頭の中で、「そうか、では私より〇〇歳年上だな。」などと計算しているようです。
また干支によって、性格に特徴がでると信じている方もいらっしゃるので、干支をいうと、それについてのうんちくが始まることもあります。
「干支(えと)」を尋ねるフレーズ
例文1:「你 属 什么?」
(ni3 shu3 shen2me)
「ニー シュウ シェンマ」
意味:「干支はなんですか?」
単語説明
「属(shu3/シュウ)」は、「(干支で)〜生まれである」という動詞。
解説:「属」は、「属する」という意味の動詞として使われることも多いです。
「什么(shen3me/シェンマ)」は、「なに」「どんな」という意味の疑問詞。
例文1のフレーズは「你」と「什么」は聞きとれると思うのですが、「属」の意味がわからないせいで、フレーズ全体の意味が分からなくなるのはもったいないので、初対面の会話でも、「干支」を聞いてくることがある、というのを覚えておきましょう。
例文1が「干支」を聞く特定の言い回しだと知らないと、「属」という言葉の一般的な方の意味から推測して、「どこの会社に属しているかを、聞かれているのかな?」などと勘違いしてしまうケースもありますのでご注意ください。
干支の答え方
例文2:「我 是 属〇〇的。」
(wo3 shi4 shu3 〇〇 de)
「ウオ シー シュウ 〇〇 ダ。」
意味:「私の干支は、〇〇です。」
十二支の順番は日本と同じで、以下の通りです。
1 子(ね)・・「鼠(shu3/シュウ)」
2 牛(うし)・・「牛(niu2/ニィウ)」
3 寅(とら)・・「虎(hu3/フゥ)」
4 卯(う)・・「兔(tu4/トゥ)」
5 辰(たつ)・・「龙(long2/ロン)」
6 巳(み)・・「蛇(she2/シャー)」
7 午(うま)・・「马(ma3/マー)」
8 未(ひつじ)・・「羊(yang2/ヤン)」
9 申(さる)・・「猴hou2/ホウ」
10 酉(とり)・・「鸡(ji1/ジー)」
11 戌(いぬ)・・「狗(gou3/ゴウ)」
12 亥(い)・・「猪(zhu1/ジュー)」
並びは同じなのですが、日本と違うのが、12番目の干支「亥」で、日本語では「イノシシ」ですが、中国語では「豚」です。
十二支の順番を覚えて、相手が何歳と答えた時に、先手を打って「じゃあ〇〇だね!」と、相手の干支を当てると驚かれますよ。
少なくとも、自分の干支をちゃんと言えるようにしておきたいですね。
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