日本から、中国に越してきたばかりのころ、買い物に行くと何もかもとても安く感じられました。
それでも日がたつにつれ、自分の金銭感覚がだんだんと中国風になっていくのが感じられます。
以前だと「安い!」と思って、すぐに買ったであろうものを「もうちょっと安くして〜」などと値切りたくなってくるのです。
中国の地元の相場からしたら暴利だ!といえる値段に気が付いて、きちんと反応できるようになっていくんですね
では、「これは、ぼったくり価格でしょう!」と思った場合に使えるフレーズを考えましょう。
「値段が高すぎる!」と思った時のフレーズ
例文1:「太 贵 了!」
(tai4 gui4 le)
「タイ グイ ラ!」
意味:「高すぎる!」
単語説明
「太(tai4/タイ)」は、「余りにも〜だ」という意味の副詞。
解説:「太+形容詞」で、「(形容詞)すぎる」の意味になります。
「贵(gui4/グイ)」は「値段が高い」という意味の形容詞。
解説:「贵」は、「貴重」の「貴」なので、値段が高いイメージわきますよね。
例文2:「太 K 了!」
(tai4 hei1 le)
「タイ ヘイ ラ!」
意味:「ぼったくりすぎだ!」
単語説明
「K(hei1/ヘイ)」は、「腹黒い」という意味の形容詞。
解説:中国語の「黒」は、日本語と同じように「色が黒い」という意味もありますが、「あくどい」「やり方がこずるい」という意味もあります。
中国語の「K」は、日本語の「黒(くろ)」と全く同じ漢字に見えますが、漢字の上の部分が微妙に異なるので、書くときは注意して下さい。
ある商品や、サービスの価格が暴利だと思っても、面と向かって「太K了!」とはさすがに言いません。
そっと心の中で言いましょう。
もしくは、友達と話すときに使いましょう。
たとえば以前こんな会話でネイティブが使っていましたよ。
友:「あそこの空港に真夜中に到着するから、1泊していこうと思うんだけど、近くにホテルあるかな?」
私:「あそこの空港は、今のところ近くには1つしかホテルがなくて、ものすごく高いよ、一泊600元もするらしいよ(日本円で7500円くらい)。」
友:「え〜本当!普通の4倍の値段じゃない。太K了!」
ちなみに、この「太K了」は、「わたしはとても色黒だから、美白をしたいな〜。」という場面で、普通に「色黒」という意味にも使われますので、文脈により意味を判断してくださいね。
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