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日本でも新聞や不動産のセールスの方に対応するのは大変ですが、中国ではもっと大変です。
中国では、基本的に個別訪問はありませんが、家電の量販店で、家電や携帯などをながめていると、すぐにメーカー専属の営業担当者がはりついてくるんですね。
そして「立て板に水」でまくしたてて、こちらに言葉をはさむすきを全く与えない、営業トークが始まります
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ちょっと困るこんな状況で役立つ表現を考えましょう。
セールスを断るフレーズ
例文1:「不用。」
(buyong4)
「ブヨン。」
意味:「いりません。」「結構です。」
単語説明
「用(yong4/ヨン)」は、「使う」「必要とする」という動詞。
解説:「不(bu/ブ)+動詞」で、動詞の否定形になります。
日本語では「不用(ふよう)」は、書き言葉として用いられることが多いですが、中国語では、話し言葉で使われる表現です。
例文2:「让 我 考虑 考虑。」
(rang4 wo3 kao3lvu4 kao3lvu)
「ラン ウオ カオリュウ カオリュウ。」
意味:「少し考えさせてください」
単語説明
「让我〜〜(rang4wo3/ラン ウオ)」は、「私に〜〜させる」の意味。
解説:「让」は、非常に大胆に略されているので分かりづらいですが、日本の漢字では「讓」。
字画が大幅に減っているので書くのは楽ですが、この字に慣れてしまうと、私のように「譲」がきちんと書けなくなってしまうので、楽すぎるのも考えものです。
「让」は、色々な意味がありますが、この文脈では「使役動詞」として用いられていて、英語の動詞「let/レット」に相当します。
「考慮(kao3lvu4/カオリュウ)」は、「考える」「思案する」という動詞。
解説:「動詞〇〇」を、2回続けて言うことで「ちょっと〇〇する」というニュアンスがでます。
「考慮考慮」で、「ちょっと考える」「少し考える」の意味。
例文2は、英語では「Let me think./レット ミー シンク。」です。
中国語の単語に対応する英語を加えると、例文1は「让(Let) 我(me) 考虑(think)。」となり、中国語と英語で、単語の順番が全て同じなのが面白いですよね。
「やっぱり日本と違うな〜」と思うのは、スーパーで日用雑貨を見ているときにも、付近に立っている店員さんが営業してくるところです。
あるとき私が、数ある洗濯洗剤を棚から選びおわって「これにしよう」と思った頃に、「それよりもこっちがいいぞ」と、別のメーカーのもっと高い洗剤を、熱烈に勧められたことがありました。
とってもしつこかったので、例文1を使って、トークをさえぎって別のコーナーに移動しました。
例文1を、怒った口調で言う必要はなく、静かに一言「不用(ブヨン)」と言えば、引き下がってくれることが多いのは助かります。
不動産屋さんで家を探していて、内覧までしてみたけれど、いまいちな物件だった場合や、まだほかの物件も見てみたい時などには、例文2を用いましょう。
担当者にあるていどお世話になったのに、例文1の「不用」というと、ちょっと失礼になってしまいますからね。
中国語がペラペラになれる勉強法はこちら
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