中国の方は、友人から自宅に招いてもらうと、とても喜びます。
中国人は相手の自宅に招かれて初めて、自分が友達扱いされている、相手から友達としてみなされている、という実感がわくんだそうです。
さて、友達を招いた場面で役立つ中国語を考えるために、まずは、自分がお友達をお招きして、楽しくお食事会をしている場面を想像してみてください。
みんなお腹いっぱい食べて、おしゃべりも盛り上がって、あっとうまにいい時間に。
明日も仕事だし、「そろそろ」お開きの頃あいだな、とあなたは思っているのですが、「もう終わりにしましょう!」と言うのも、お客様に「お帰り下さい」と言っているような失礼な感じで、ちょっと言いずらいですよね。
こんなとき中国語でなんと言えばスマートだと思いますか?
そろそろお開きにしたいときのフレーズ
例文1:「时间 差不多 吧。」
(shi2jian1 cha1bu duo1 ba)
「シージエン チャーブドゥオー バ。」
意味:「そろそろ(お開きのいい)時間ですね。」
単語説明
「时间(shi2jian1/シージエン)」は、「時間」の意味。
解説:「时间」は、日本の漢字「時間」を簡略化してあるだけなので、よく見たら意味が分かりますよね。
「差不多(cha1bu duo1)」は、「だいたい」「ほとんど」「そろそろ」の意味。
解説:「差不多」は、三文字で1セットのフレーズで、中国の方がよく使うお決まりの表現です。
「差不多」の三文字の漢字をよく見ると、「差」が「不多」で「差が多くない」が転じて、「そろそろ」や「だいたい」の意味につながっているのが想像できますね。
「时间 差不多」で、「時間がだいたい」つまり「ほぼいい時間」「そろそろ時間」という微妙なニュアンスを伝える表現です。
「吧(ba/バ)」は、文章の最後につけて、提案の意味を表します。
解説:「时间 差不多 吧」は、語尾の「吧」がつくことで「そろそろいい時間ですね」の「ね」が加わった状態になり、提案の柔らかい雰囲気の表現になっているんですね。
例文1の表現は、中国人の友人から以前教えてもらった表現なのですが、とっても便利ですよ。
私は、自宅に中国の友人たちを招いて、お茶をしたり、ご飯をたべたりという機会が多いのですが、明日の予定もあるし「そろそろ」というときなどに、この一言は重宝しています
お食事に招いてもらった側も、招待したこちらが「お開きのひと言」を言わないと、席を立ちづらい場合もありますよね。
そんなときは、招いた側として「时间差不多吧(そろそろいい時間ですね)」のひと言で、上手にお食事会をお開きにしましょう。
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