中国語の勉強をしていて、くじけそうになることってありますよね。
同じピンインの発音に、何十回とチャレンジしても、先生からなかなか合格といってもらえない。
声調を意識しながら注意深く話しているつもりでも、今の四声は間違っているよと毎回指摘される。
そういうときって、本当に疲れますよね。
私が、投げ出さずに中国語を続けるのに役立った、たとえ話をご紹介したいと思います。
こんな場面を想像してみてください。
あなたは、踊り場が何キロもの長さがある階段を上っています。
普通の階段ならば、1段ずつ上っていけば、どんどん上って行けます。
でも、踊り場部分がこんなにも長いと、階段を上にあがっていくというイメージよりも、主に平らな部分を歩いていて、ごくごくたまに1段上るというイメージになりますよね。
階段を上って、どんどん上を目指したいのに、ほとんど踊り場を歩いているだけとなると、なかなか上に登っていけないもどかしさもあって、余計に疲れますよね。
中国語の学習も、踊り場が何キロも続く、ほとんど平らなこの階段を上るのに似ています。
中国語はやればやるほど、すぐに上達を体感できる類のものではありません。
中国語の学習を始めてから、もうかなりの程度の時間がたっているのに、いっこうに上手くならない焦りや、「お、1段上に上れた」という実感がなかなかもてないことで、だんだんくたびれてしまうことがよくあります。
私も、そうでした。
でも、地道な努力は裏切りません
このたとえ話のポイントは、踊り場が何キロもの長さがあって上って行くのがとっても大変な中国語の階段ですが、それでも階段は階段なので、必ず1段ずつ上ることが出来るという点です。
私の場合は、中国語の階段を、やっと1段上れたと実感するのに、6カ月かかりました。
頭の中に、相手の話している中国語の声調や漢字が思い浮かぶようになってきて、辞書を片手に、めちゃくちゃになりながらも、なんとかかんとか中国人の友達と会話をできるようになったんです。
この瞬間の感覚は、ひと言でいうと感動。
中国語学習という階段で、1段高い位置に上れた自分に気がつくんです。
それから、およそ6カ月たった頃に、また次の1段が上れたと感じました。
このときは、かなりまとまった量の中国語の文章作成が必要だったのですが、なんとかやり遂げることが出来たんです。
たった2段の階段を上るのに1年ですから、たしかにしんどい。
非常にゆっくりですが、でも、階段なので1段ずつ上れていっていますよね。
もし、中国語の学習がゆるやかな坂を上るのに似ていれば、もう少し楽かと思います。
1歩ごとに、確実に上っていけて進歩がもっと実感しやすいですもんね。
ただ残念ながら、中国語学習は、緩やかな坂を上るというよりも、踊り場の長い階段にチャレンジする方に似ているんですよね。
しかし、あなたにもぜひ確信して欲しいのですが、中国語をあきらめずに何カ月も頑張っていくと、「中国語が上達した」実感が、ある日、突然やってきます。
「相手の中国語が、今日はかなり分かるぞ」とか、「あれ、今日は大分スムーズに中国語で話せたなぁ」という日が絶対に訪れます。
今の努力は、決してあなたを裏切りません。
何ヶ月かおきに中国語の階段を1段上れる日が、必ずやってきますので、それを楽しみにしながら中国語学習を続けてくださいね。
中国語がペラペラになれる勉強法はこちら