中国人の友達がいるのと、いないのとでは、中国語力の成長に大きな違いが出ます。
中国語ネイティブの友達の存在がありがたいのは、なぜでしょうか?
中国語学習でありがちな2つの落とし穴を、避けられるからです。
まず、1つ目。
中国語を始めて日が浅いうちは、覚えたての中国語を使って、とにもかくにも話すのに一生懸命になるあまり、何とか一つの文を言い終えると、「わ〜、言えた!」と、それで安心して、喜んでしまう場合が多いように感じます。
この時期は、発音が間違っていても、声調が乱れていても、それらにあまり気を配る余裕がなく、そのまま中国語の進歩が止まってしまう場合があります
そんなとき、中国人の友達がいると、初心者向きの改善ポイントを教えてもらえますよね。
続いて、2つ目。
中国語のリスニングや音読も一通り頑張って、それなりの中国語も身に付けて、少し自信が付いてくる中国語の中級レベルに到達するころ。
中国語のレッスンCDを最初のころほどは熱心に聞かなくなり、本物の中国語に接する時間を減らしてしまい、その結果、中国語の発音や表現が、だんだん自己流になってしまうというケースが見られます。
だんだんと自己流の中国語になってしまう!
これは怖い落とし穴です
中国語が中級レベルになって、中国語に慣れてきたときこそ、細かなポイントに目を向ける余力も出てきますので、中国人の友達に、自分の中国語の改善点を教えてもらって、より正しい中国語に近づいていくようにしましょう。
中国人の友人に助けてもらうときに必要な表現
「如果 我的 中文 不对,请 纠正 我。」
(ru2guo3 wo3de zhong1wen2 bu2dui4, qing3 jiu1zheng1 wo3.)
「ルーグオ ウオダ ヂョンウェン ブドゥイ、チン ジョウヂェン ウオ。」
「もし私の中国語が間違っていたら、どうぞ直して下さい。 」
単語説明
「如果(ru2guo3/ルーグオ)」は、「もし〜なら」
「不对(bu2dui4/ブドゥイ)」は、「正しくない」もしくは「間違った」
「纠正(jiu1zheng4/ジョウジェン)」は、「正す」もしくは「訂正する」などの動詞。
中国人の友人も、初めのうちは日本人の中国語のクセがつかめず、聞き取りづらそうにすることがありますが、徐々に私たちの中国語のクセに慣れてくるんですね。
そうすると、こちらの中国語の発音や声調が少し変だったり、言い間違えて変な単語を使ったりしても、だいたい意味を推測して聞き取ってくれます。
私たちが、外人の変な日本語でも、だいたい意味がわかるのと同じですね
それで、普段から「如果 我的 中文 不对,请 纠正 我。」と中国人の友達に頼んでいないと、私たちの中国語が間違っていることに気づいていても、それをわざわざ指摘しないで、聞き流してくれてしまうことが多いです。
その結果、こちらは「よし、大丈夫だ、自分の中国語は通じている」と思ってしまい、中国語を磨くせっかくのチャンスを逃してしまうんです。
それでは、もったいない。
仲良くなった中国人の友達には、定期的に「如果 我的 中文 不对,请 纠正 我。(私の中国語、間違っていたら直してね)」といって、自分の中国語がおかしくないかチェックを頼んでおきましょう。
頑張って覚えた中国語を直されるのは、ちょっとがっかりかもしれませんけど、通じづらい変な中国語を使い続けるよりはいいですよね。
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