
あなたが、中国人と中国語を話すと、どれくらいの確率で外国人の発音だと気づかれるでしょうか?
ネイティブの発音で正しい中国語をしっかり話したい、あなたにお勧めなのは、中国語の「シンクロリーディング」です

「シンクロナイズドスイミング」で出てくる「シンクロ」ってどんなイメージですか?。
2人の動きを完全に合わせる場面が、思い浮かびますよね。
中国語の「シンクロリーディング」の目標は、CDの中国語の音声と、同じスピード、同じタイミング、同じ抑揚での音読です

中国語の「シャドーイング」、つまり、影のようにCDの音声を追いかける音読より、難易度が上の音読法です

下準備として、CDの音声を聴きながら、教科書の本文に「休止の位置や長さ」の書き込みをしておくと楽でしょう。
休止位置に「スラッシュ」や、短い休止の長さを表わすのに「〇」、長い休止には「〇〇」などを書き込み、音声についていきやすくします。
中国語ならではの注意点として、四声の高さの変化と幅にも意識を向けないといけません。
中国語で意味の強調をしたいときは、通常時よりも、一声の音はより高く、三声の音はより低く、そして、高音と低音の幅を大きくする技法が用いられます。
中国語ドラマの音声で、シンクロリーディングの練習をする時は、感情のこもった役者さんのセリフは、通常よりも高音と低音の幅が広がるので、そこも音読に反映できると、ネイティブのリアルな中国語に近づけることが出来ると思います

例えば、「你 这样 做 是 应该 的!」というセリフの場合。
ピンインだと「ni3 zhe4yang4 zuo4 shi4 ying1gai1 de!」で、「ニー ジェヤァン ヅオ シィ インガイ ダ!」と読みます。
意味は、「あなたが、そうするのは 当然じゃない!」
「应该」は「当然〜すべき」という意味で、興奮しながらこの単語を言うと、「ying1 gai1」の第一声の音域が通常より、さらに高くなります。
通常の第一声が「ラ」の音ぐらいだとすると、感情が高ぶって抑揚が加わると、「上のド」くらいまで音があがります。
シンクロ率を高めるべく、CDにくっついて何度も教科書を読んでいくと、読むたびにCDと自分の音読の抑揚に差があることに、少しずつ気がつくので、気が付くたびに「強調のタイミング」や「音の波形」や「音の高低の程度」なども、本文に書き込んでいくと役立ちますよ。
これポイントですが、CDとシンクロしながら読めるようになった段階で、音読をやめないでください

CD音声とシンクロした状態で、さらに10回ほど同じ部分を音読練習すると、会話力がググーッと引き上げ上げられます。
読み込んだ部分に登場する、単語や言い回しが自分の使えるボキャブラリーになるので、会話の中で自然とその表現が口から出てくるんですよ。
以前は使えなった単語を駆使して会話ができる、その瞬間を味わってくださいね。
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