
「听力(ting li)」聞く力と書いて、ティンリーと読み、中国語を聞き取る能力を表わします

結局のところ、中国語が話せても、読めても、書けても、聞きとれなければ会話にはなりません。
相手の言ったことが、なんとなく分かる「分かったつもり」。
本当には、分かっていないことが多いものです。
え、そんなこと言っていたの?

あとから、正確に訳してもらってビックリすることもありますよね。
「听力」を磨きこんでいかなければ、中国語をちゃんと使えるようにはなりません。
听力UPのための勉強も、どうせやるなら、効果がちゃんとある方法で勉強したいですよね。
役立つ方法があります。
まずは、中国語をたっぷり、浴びるように聞きましょう。
目標は、1,000時間から1,200時間

この目標をクリアすると、中国語が脳にインストールされ、自由に使える準備が整います。
パソコンにソフトをインストールすると、自由にそのソフトが使えるのと同じです。
中国語のお風呂につかるくらい、どっぷりと浸りましょう

お勧めの教材は、「中国語ジャーナル」です。
多方面の、生きた中国語が収録されています。
ニュースや、ビジネスや、インタビュー。
ドラマや、音楽や、旅行。
これが聞き取れて、話せるようにになったら嬉しいなぁ、という表現に出会えるでしょう。
最初に身につけたい中国語に合わせて、集中的に聞く部分を変えてください。
目標は、中国語にひたひたに、浸かることです。
そのためには「さあ、中国語の勉強の時間だから、中国語を聞こう!」
これだけではとっても足りません。
普段ほっておいても、中国語が耳に飛び込んでくる環境にいるのでない限り、中国語を意識的に脳に流し込まないとダメですよ。
環境づくりは欠かせません。
何かを聞いていてもいい時間は、全部使いましょう。
お料理をつくるとき。
お掃除をするとき。
犬の散歩に行くとき。
車で買い物に行くとき。
通勤電車の中で。
とにかく、聞き続けましょう

でも、中国語が雑音にしか聞こえないんだけど

大丈夫です。
中国語を、聞き流すだけでいいんです。
考えてみてください。
中国人の赤ちゃんは、どうして中国語が聞き取れるようになるのでしょう?
何年かかけて周りの人が話す中国語を、脳みそにインストールしていくからです。
子供が外国で生活すると、すぐにその国の言葉が聞き取れるようになって、大人からうらやましがられます。
その言葉をたっぷり浴びるように聞いて、インストールが出来たからです。
大人でも、同じ原理は当てはまります。
あきらめずに聞き続けるうちに、中国語があなたの脳にもインストールされます。
「雑音」だった中国語が、「言葉」として聞き取れた時の、喜びは大きいですよ。
たっぷり、浴びるように聞いてくださいね。
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